朋遠方より来る

      ロサンゼルスより友人のKさんが来てくれた。彼はアメリカで20数年豆腐を売り続け『ミスター豆腐』と呼ばれるぐらいである。アメリカに住んだことのある人は{Mori-nu」豆腐と言えばご存知の方も多いと思う。銀装6重パックになっていて常温で6ヶ月は持つ。
今でこそ日本食はよく知られているが20数年前は豆腐と言っても知ってるアメリカ人は少なくアメリカ人の家庭に入り込んで食べてもらうことから始めて軌道に乗るのに10数年掛かっている。この間の苦労話などを書いた『豆腐バカ世界に挑む』は2年前に光文社から出版されアメリカで物を売る苦労をした経験のある者としては大いに共感できる所がある。この本の事については2006年4月24日のブログに書いたので詳細は割愛する。 自称『豆腐バカ』のKさんが日本での講演の間を縫って東京から来てくれた。有難い事である。懐かしい話を3時間ほどする。日本食ブームで今やヨーロッパロシアでも豆腐は売れているという。昨年秋会社を退職名古屋の大学の客員教授となって年2回集中講義のため来日すると言う。学生は実体験に基づく国際ビジネスの話が聞けてよいと思う。