父の日礼拝

朝テレビ伝道番組「ライフライン」で星野富弘さんと日野原重明先生の対談が群馬県東村の富弘美術館で収録したものを放映していた。星野さんは群馬大学を出て中学校の体育教師になってすぐ23歳の時生徒に体育の授業をしていて頚椎を損傷し、首から下が動かなくなり、9年間の入院生活を余儀なくされた。最初は生きていても仕方がないと自殺も考えたがおかあさん達の励ましや協力によって口で絵や詩を書き30年以上、多くの人に感動を与えてこられた。看護をされていた女性と結婚され、生かされている神様の愛に触れクリスチャンなられた。星野さんの絵も良いけれど、添えられている詩が素晴らしくまた前向きである。弱いもの、小さいものへの気持ちが表れている。この美術館は群馬県に赴任していた時に4回ほど行ったが当時は健常者であったが本当に感動した。障害者となった今、星野さんの素晴らしさにより感動させられる。最近、新装なったと聞いていたがテレビ見て懐かしく、人造湖であるが、草木湖も美しい。この辺りはわたらせ渓谷鉄道が桐生から足尾銅山まで行っており風光明媚なところである。日野原先生は出迎えた星野さんの頬にキスをされて、おやっと思ったが、「あなたが両手の感覚がないので、頬にキスしたんだよ」と言われていたが、94歳になられてもすごい相手に対する配慮だと感心した。来週も楽しみである。
さて、今日は父の日である。母の日に比べると質素である。母の日はカーネションがあるが父親に贈る花は思いつかない。日本の男性は喜びの表現が下手である。アメリカでも圧倒的に母の日であるが父の日も結構盛んである。父の日礼拝ということでささやかなプレゼントがある。今日の礼拝には、4歳の孫が「ジイジイにはこれがいい」と選んでプレゼントしてくれたシャツを着ていった。いつものように教会の人たちに抱きかかえられて礼拝堂へ。賛美歌も聖書もめくっていただけるので助かる。復活されたイエスの体を信じて思い切って大胆にというのが今日の主旨であった。私が不自由な体になりながら、礼拝に出たり死を意識しながらも死生学を学ぶ姿勢は思い切って大胆なことで信仰の証しであると牧師さんに言われた。教会の皆さんに支えられて礼拝に出ることが、皆さんのお役に立てるのであれば続けて行きたい。明日はアメリカが父の日であるが息子がサンノゼの教会で礼拝の司会をして祈ってくれるとのこと。素晴らしいプレゼント
である。