死生学

今日で9回目であるが初めて雨に降られた。これまで連続8回天気で、晴れ男と思っていたのについに梅雨に掴まってしまった。困ったなと思ったが、車を中まで入れさせて貰えたので濡れずに済んだ。だんだん体が動かなくなって来ているのでボランタリー方は大変である。雨になると特に大変で本当に感謝である。今日は私の記事を書いてくれた新聞社の記者さんも見えていた。
先週の擬死体験での集計結果の話があり、最後に残す大切なものは大半が母親であった。女子学生が多いから当然であろう。我々の年代になると配偶者になるが、夫婦によって異なる。GriefWork、残された遺族の心のケアは大事であり難しい。死んでいく人と同じように怒り、悲しみ、喪失感があり、亡くなった人の年齢、付き合い、病気、事故、自殺、などによっても異なり立ち直りの時間も夫々である。闘病記を本にしたり、子供の絵をまとめて本にするなどよって客体化し自分も楽になる。お経,レクイエム、賛美歌なども死者の魂を慰めつつ生き残った人たちを癒していくものである。死んだ人はそのまま逝ってしまうので判らないが、残った人のケアには公式はない。じっと手を握って相手の痛みを分かち合うのがいいのかも知れない。