鈍感力

   この本が2月に出てすでに70万部売れているとテレビで言っていた。著者は渡辺淳一、あの「失楽園」の著者である。本の内容はわからないが、テレビ、インターネットからの情報では、人間関係において鈍感な人のほうが疲れないので長続きするという。会社で上司に厭味を言われても気にしない、くよくよしない、男女(夫婦)の関係も多少のことには目をつぶる、許す鈍感さが必要であると言う。
   自分のことを考えてみると、会社ではかなり鈍感力を発揮したと思う。では夫婦関係はというと、34年間喧嘩もせずやって来れたのは家内の寛大さか、私の鈍感さか両方か家内に聞いてみないと判らない。このALSと言う病気と共生していくには神経質では持たない。鈍感のほうが良い。
   神様は過去に捉われず我々の罪を許してくださる。と言うことは、最大の鈍感力の持ち主は神様である。鈍感力とは深くて広い愛と同じと自分なりに解釈する。