叔父の死

    叔父(母の2番目の弟)が4月27日に亡くなった。78歳であった。母の兄弟は女2人、男4人の合計6人。この叔父と一番下の叔父は良く遊んでくれた。魚釣りに行ったりアイスキャンデーを買ってくれたり、器用な人で良く大工仕事で我が家のバゴラ-や犬小屋、垣根など気軽に作ってくれた。自分の家に風呂が無かったので、自分で作ったのには驚いたものだ。魚料理やおせちなども上手で、鯛の塩焼きなど抜群であった。
    高校までは良く遊びに行ったが、就職してからは関東そしてアメリカにいたのですっかり疎遠になっていたが、叔母の認知症、叔母の主人の死去の機会から昨年より良く会うようになった。その時は既に病に犯されており痩せていた。ただいつも気配りはしてくれて有難いと思った。昨年秋も母の脳梗塞の見舞いに神戸まで夫婦で来てくれた。自分の体がしんどいのに私の病気を気遣ってくれた。思い出は尽きないが、和歌山の深日港で船に乗ってキス釣りに連れて行ってくれたことが印象に残る。
    通夜、葬儀などがあると日頃疎遠になっている人に会う機会が出来る。今回も20年ぶりに従姉妹に会った。13歳年下であるが大学生2人の父親であるがニコニコ笑顔は昔と変わらない。これも故人の贈り物である。自分が喋れないし車椅子なので色々の人との交流が出来ず残念であった。叔父のご冥福を祈りたい。