病院から大学へ行く道の景色も変化がある。ツツジも終わりかけ緑が益々きれい。花ミズキも終わりかけている。今日は甲山大師にお参りする人が多い。特別な日なのであろう。
死に行く人の役割、権利、義務。治る見込みは無いものの、治療を受けつつ、希望を持ち、自分らしく生きることが大事である。以前は医者の指示で看護師、ケースワーカーが動いたので患者まで距離があった。現在は患者を中心に家族も含め医者、看護師、ケースワーカーが同時に関わっていこうというものである。ターミナルケア、緩和ケアと最近は言われるが、単に医学的に患者の延命を計るCureではなく、患者や家族の価値と尊厳に重きを置くCareが大事である。患者のQuality Of Lifeを維持することが最も大事である。アメリカではすでに進んでいるが、日本でも認識され取り入れる病院も増えている。