イチロー

野球の話ではない。政治の話である。小泉純一郎と小澤一郎である。総理大臣と民主党党首である。今の日本は2人の動きに注目している。2人の名前を比べると、泉と澤、純の有無である。小泉の泉から水が出て澤に流れるか、泉の水は純なものであったのであろう。小泉の支持が高いのはメディアを使って政治を判りやすく、庶民に近づけたことによる。自民党をぶっ壊すと言って、派閥にとらわれない人事をやっているのが明解で支持を得ているようだ。織田信長のような独裁的判断が民営化、行革、不良債権処理に必要だったと思う。小泉政権が誕生したのは、ハワイの愛媛丸事件で非難された、森首相が退陣した後を受けている。森氏としても小泉政権誕生に協力したものの、小泉がボンボン走ったので、困ったのではないか。でも談合、密室政治から脱却しつつあるのは
国民にとって良いことだ。小澤は田中角栄の秘書、自民党の幹事長もやって頭角を現し
金丸信に押されて首相になるはずであったが、40代であったので断った。アメリカの
ケネディ大統領は40代だった。当時の日本の政界なら賢明な判断だったかもしれない。自民党を出て、満を持して民主党党首となった小澤の胸中には、徳川家康のような
勝算があるのかもしれない。いずれ小澤民主党に政権を取らしてみたい。女性、若者には小泉のような熱血、明解の方が受ける。2人とも私と大学卒同期である。私はJ組、
小泉はF組、小澤はI組であったが、会ったことはない。2人には日本のリーダーとして頑張ってもらいたい。